度付きスポーツグラス&メガネと目の保護グラス

例えば、サバイバルゲーム時の保護メガネや、サッカー・バスケットボール・ラクロス・アメリカンフットボール時等の度付きゴーグル、学校・クラブチームのスポーツによる眼損傷の予防としての保護用度入りグラスをご提案。

スポーツ用グラスと視力と視機能について

子供から大人までの野球、ゴルフ、スキー、オートバイ、サーフィン等のスポーツ競技は、運動能力だけでなく、目の能力も大変重要と言われています。この様な競技に合ったスポーツグラス選びも大切です。

スポーツグラス度入りの選び方

スポーツの競技(種目)をされる方が全員「目が良い」とは限りません。スポーツ競技時のメガネのフレームやレンズ、サングラスの度付き選びは、競技におけるパフォーマンスの成果が違ってくることご存知ですか。

スポーツゴーグル、サングラス、メガネ等取扱品

スポーツ競技に合ったサングラス、ゴーグル、保護グラスや、普段眼鏡を掛けておられる方に合ったメガネ、度付きサングラス、度入りゴーグル等、様々な競技用途に合った、フレームやレンズ、カラー特性選びをご提案。

スポーツグラス相談室 

プレー中の快適な保護メガネ、サングラス、ゴーグルや、普段眼鏡を掛けておられる方々のメガネ、度入りサングラス、度付きゴーグル等の製作に当たっての様々な問題のご相談にお答えします。

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シニアのゴルフ

2017年9月15日 – 9:48 AM

パットを外したのは「目の衰え」のせい?

メガネのアマガンが週刊ゴルフダイジェストに取材をうけました。

シニアのゴルフどきのサングラス・メガネ選び ゴルフダイジェスト取材編

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最近パットの調子がよくないなぁ・・・・・という型は、目の衰えがその原因かも。ゴルフと視力の影響について、専門家とシニアプロたちに聞いてみた

40代後半から50代のゴルファーには、視力の衰えを実感している人も多いことだろう。そこで、ゴルフにおける視力の影響について、あらゆる種目のスポーツ用メガネを取り扱う尼崎眼鏡院の阪上勝基さんに聞いてみた。「スポーツに必要とされる視能力にはいくつかありますが、そのなかでもゴルフで重要度が高いのは”深視力”です」

深視力とは、簡単にいってしまえば、距離や距離の差を感じる能力。「大型免許」「二種免許」の取得、更新時には視力検査とは別に、この深視力検査が行われている。遠近感や立体感を感じる能力なので、ゴルフにおいては距離感を判断する重要な能力だ。

週刊ゴルフダイジェストゴルフサングラスおすすめ

平成28年11月1日号 №40 創刊2350特大号より

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-1「人間は左右の目を使ってものを立体的に感じたりしますが、左右のどちらかの視力の低下や乱視などによっても、この深視力は低下することがあります」(阪上さん)

遠近感や立体感を感じる能力が低下すれば、距離感に微妙な狂いが生じ、パッティングのタッチが合わなくなるということだ。

「実は老眼というのは、直接的には、ゴルフでは大きな影響はありません。近くが見えなくて困るのはスコアを記入するときくらいだと思います。アドレスでボールを見る場合、ボールとの距離は1メートルはありますから、老眼は関係ないんです。しかし加齢とともに、カメラでいえばフォーカスや絞りを調節するという目の機能が衰えてくるので、距離感やライン読みに影響してきます。」

(補足:厳密に言いますと、例えば、60歳を超えたあたりから1メートルの距離も、焦点が合いにくくなってきている方が多数いらっしゃるのです。遠くを見る状態が正視1.0の方等が、1メートルの距離も焦点が合わなくなっています。そのた、50歳位の方でも、遠くを見る状態が軽い遠視の方など・・・その他目の屈折状態によって40際位からでも同じようなことが言えるのです。)

そこで目の衰えの影響をシニアプロに聞いてみると、多くのプロが距離感やライン読みに影響を感じており、それぞれに対策を考えていた。具体的には、歩測や他のプレーヤーの球の転がりを観察することで、視力による印象を補足するための客観的なデータを収集している。さらに、自分の視力の衰えの傾向を日常生活から把握し、補正を加えているのだ。最近パットが入らないと感じている人は、プロの対策を参考にしてみよう。

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横島由一プロ(64歳):

「傾斜が読めなくなり、アマサイドに外すことが多くなりました」

50歳ぐらいから小さな字が読めなくなり、ゴルフでは、グリーンの傾斜が読めなくなってきました。大きな傾斜は把握できるのですが、小さな傾斜がわからず、わかっても傾斜を過少に読んでしまい、いわゆるアマサイドに外すことが多くなりました。微妙なアンジュレーションがわからないから、どうしても強くは打てず、タッチが弱くなってしまう。対策は、少しラインをふくらませ気味に打つしかありませんね。

(横島由一プロの眼の状態想像:遠方の視力は恐らく1.0だと思われます。厳密な計算はともかく、50歳ぐらいから小さな文字が読めなくなってきたことは、1.5mから3m位の距離も焦点が40歳位に比べて合いにくくなってきていたと思います。1つの方法として、その距離に合ったメガネを製作することですが、ゴルフの試合どきにはいちいち掛け外して、確認ができないのが現状かも知れません。)

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三好隆プロ(65歳):

「半信半疑になるのがいちばんよくない。自信を持って打つ」

ボールをマークしたときは「上りやな」と思って、カップまで歩いていき、戻ってきてボールを置き直したら「あれ?これ下りや」ということが、60歳を過ぎたころからよくあるんです。見た目と実際が違うので半信半疑になる。そうすると、しっかり打てなくなります。でも、全部が全部、読み間違えではないので、自分の読みを信じて打つしかない。迷いながら打つのが一番よくないですから。

(三好隆プロの眼の状態想像:遠方の視力は恐らく0.8〜0.7だと思われます。三好プロの場合も横島プロと同様、1.5mから3m位の距離も焦点が40歳位に比べて合いにくくなってきていたと思います。)

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吉村金八プロ(64歳):

「同伴競技者のプレーを観察してからラインを読んでいます」

僕の場合は乱視が入っているせいか、右が高く見えるんです。真っ直ぐのラインでフックに見える。カップの反対から見ても右が高く見えるから、乱視のせいでフックに見えていたんだと気がつきました。そういう自分の見え方の傾向を普段の生活でも研究しておくことが必要ですね。対策としては、キャディさんを信頼することと、人のパットの転がりを観察してラインを判断することです。

(吉村金八プロの眼の状態想像:遠方の視力は恐らく0.8〜0.5だと思われます。特に乱視でも斜行乱視か、通常、乱視は縦乱視であれば左右同じに縦、横であれば横が多数ですが、右が縦、左が横、と言った状態などが考えられます。当然、年齢とともに1.5mから3m位の距離も焦点が合いにくくなっていってると思われます。実際は、コンタクトか眼鏡で矯正した方が良いのでしょうが・・・)

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高橋勝成プロ(66歳):

10年ほど前にレーシックの手術を受けました。手術前は、なぜかパッティングのラインが全部上りに見えてしまう傾向があったんです。手術後は視力が1.5に回復し、色がきれいに見えるようになって驚きました。乱視は解消されましたね。ただ最近、右目の視力が0.8ぐらいに落ちてきて、遠近感が悪くなったような気もします。半年に1回ぐらいは眼科に診てもらったほうがいいみたいですね。

高橋勝成プロの眼の状態想像:レーシックを受けられたとのことですので、恐らく手術する前は近視でコンタクトか、眼鏡をされていたと思います。その状態で「パッティングのラインが全部上りに見えてしまう」と言うことは、キッチリした矯正がされていなかったのか、眼鏡であれば瞳孔間距離が合っていなかったことが考えられます。また、昨今「右目の視力が0.8ぐらいに落ちてきて」とのことようで、左右差による遠近感が出ているのだと思われます。場合によれば眼鏡か、度付きサングラスをかけた方がいいかも知れません。

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古市忠夫プロ(76歳):

もう老眼を自覚して20年以上は経ちますね。ただ、ゴルフに関しては、老眼になっても不自由は感じません。幸い乱視が入っていないので、遠くのものはよく見えるんです。今のところ眼鏡を使う必要もありませんから。遠くの芝目もわかります。近くははっきり見えませんが、見えないほうが神経質にならないと僕は思うんです。あんまりいろいろなものが見えてしまうと、逆に集中できませんからね。

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-2「高齢者の方ほど、もっとサングラスを活用しましょう」(阪上さん)

視力の衰えを、視力以外の情報で補うことも大事だが、根本的な解決策としては、メガネやサングラスが有効だ。「最近、若い人の間では、ファッションの一環として、サングラスを着用するゴルファーが増えてきましたが、年配の方にこそ、もっとサングラスの着用をお勧めしたいですね」と阪上さんはいう。その理由を尋ねると、「まずひとつめの理由は、サングラスをかけることで、ゴルフを長く楽しむことができるからです。ご存知ののように、紫外線は目にも有害ですから、目の健康を守るためにもサングラスを着用していただきたいですね」

(補足:もう1つ太陽光に含まれている光に紫外線以外に、青色光という光が含まれていて、これを長期に亘って浴びていると眼疾患を患う可能性が高くなることも判っています。)

そして、もうひとつの理由が、「サングラスによって、ラインが読みやすくなるからです。偏光レンズなどを使用することで、物の輪郭がはっきり見えるようになりますから、ラインが読みやすくなります。つまり、目の衰えをサングラスがカバーしてくれます。一般にゴルフではアンバー色がいいとされていますが、色の効果は個人差があるので、いろいろと試してチェックしてみてください」

(補足:レンズのカラーの製法には、Ⅰ.「一般的なカラーレンズ」(通常のサングラスカラー)Ⅱ.「偏光カラーレンズ」(フイルター製法)Ⅲ.「遮光カラーレンズ」(眩しさを感じる波長のみをカット)など、があります。)

さらにメガネ選びも重要と阪上さんはいう。

「遠近両用メガネのレンズにも様々なタイプがあります。一般的な遠近両用メガネでプレーすると、歪みやズレ、あるいは平衡感覚に違和感を覚える方が多いと思います。とくにアドレス時に遠近感がとりにくく、足元が浮いて見えるような使いづらさを感じる方もいると思いますが、最近はゴルフ専用を謳うメガネもあり、近用部分を小さくしたものや、跳ね上げタイプのものもありますので、自分に合ったものを選択してもらいたいですね」

サングラスは若い人が着用するものと決め付けず、目の健康のため、そしてプレーを楽しむためにメガネと合わせて試してみましょう。

知っていますか?

遠近両用メガネタイプ別の長所&短所

ひと口に遠近両用メガネといっても、様々なタイプがある。レンズを見ると遠・近の切り替わりが段階的になっているものと、レンズ下部にスポット的に切り替わるものがあるが、段階式の場合、歪みが生じて平衡感覚が若干失われることがある。スポット式は歪みはないものの、切り替わるスポットに違和感を感じることがある。また、ゴルファー用の跳ね上げタイプもあるので、いろいろと試してみよう。

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  ●段階式

(補足:一般に普及している遠近両用境目のないタイプですが、この遠近両用メガネフレームにMPパットを取り付け、通常のレンズが入っている位置を下げることで、足元のの揺れや歪みが少なくなると思われます。このパットの特徴は、メガネフレームを掛けたまま6ミリ上下に可動します。一度お試しください。)

399588-img5●スポット式

(補足:ゴルフのことを考えて設計された。遠近両用境目のあるレンズですが、一般の境目のあるレンズよりも、境目をボカシテ製作されています。とても若々しく感じさせると思われます。)

cut223●跳ね上げ式

跳ね上げ式のタイプなら、アドレス時など、状況に応じてメガネの違和感を解消できる。複式レンズの跳ね上げタイプもある。