スポーツと目
一昔前まではスポーツの向上といえば「筋力」「体力」「持久力」であり運動のトレーニングといえば筋繊維を太くしたり、心肺機能を強化したり、繰り返した練習によって技術をマスターする事であったと思われます。
どころが近年、人間の体の五感の中で視覚はスポーツに最も関係することが確立され視覚能力の優劣がその選手の競技力に大きな影響を与えているが、この事実をスポーツ界でもなかなか理解されなかった。
スポーツにおいて視力を補正して補装具(眼鏡、コンタクト等)を装着して行うことをスポーツで拒否されていた為と思います。
メガネのアマガンセンター店では、視覚能力が不充分なスポーツを愛されている方々に少しでもスポーツと目の重要性をご理解いただくことで人一倍の練習を熱心に励んでおられる方の手助けにつながればと思っています。
スポーツと目の機能
<参考までにⅠ>
「イチローから盗め、ビジネス動体視力」きこ書房 杉山勝行著から抜粋
※問題はイチローの動体視力である。権威ある調査機関が行った瞬間視能力検査によれば、ブルーウェーブ時代に測定したイチローの動体視力は、他のチームメートに比べ格段に優れている。
その検査内容はパソコン画面に0.1秒間だけ表示される8桁の数字をみて、右から左へ、左から右へとそれぞれ各10回ずつ読みとりテストを実施した。そこで1回ごとに「右端から何桁まで読み取れるか」「左端から何桁まで読み取れるか」というテーマを与えて検査を行った。
答えられる数字の数は少ない人で2桁、多い人で6桁であった。
検査の結果、ブルーウェーブの左打者6人の平均値は80個中49.8個であったが、イチローは断トツの67個だった。
動体視力 移動する1つ目標物を連続して追い続ける眼の能力。
スポーツと目の矯正
<参考までにⅡ>
伝説のプレーヤー http://1st.geocities.jp/dogyamanet/index.html
古田敦也
古田はプレー中もずっと眼鏡をかけている、これは大学進学を目指して受験勉強中に目を悪くしてしまったためだと言われている。立命館大学に進んだ古田は眼鏡をかけてプレーし、正捕手で主力打者として活躍を見せる。だが、眼鏡をかけてプレーする古田に「プロに入りたいならコンタクトに替えた方がいい」という忠告をする人が多くなった。
なぜなら「眼鏡をかけた捕手はプロ野球で成功しない」という格言が残っていたからである。
古田はコンタクト使用を試してみたものの目に合わず、断念して眼鏡でのプレーを続けた。
そして、ドラフト会議当日、古田は記者会見場まで用意してプロ球団から指名を待った。
事前に「指名する」と言ってきた球団があったからだ。しかし、古田の名前が読み上げられる事はなかった。
プロ球団は眼鏡をかけたキャッチャーを避けたのだった。
スポーツと目の保護
<参考までにⅢ>
SPORTS OPHTHALMOLOGY 金井淳著から
多くのバスケットボール選手は、外傷を経験した後に防護用ゴーグルを装着しはじめる。
最も有名な例は、6度目の角膜擦過傷の後で眼の防護用に左写真のようなふるい 行士用ゴーグルをつけ始めた
Kareem Abdul Japper であろう。このゴーグルの使用期間は短かかったが、彼のポリカーボネト製のゴーグルはプロバスケットにおける1つの象徴となった。
●スポーツビジョンとは
■記 スポーツに必要とされるいくつかの視能力。
※下記、視能力において、ご自身が近視、遠視、乱視等の屈折異常をもっておられる場合はあくまでもコンタクト、メガネ等でご自身の眼が正視に近くなったことでの視能力を目安とされればよいと思います。
■特に重要と思われるスポーツビジョン
④深視力 ②動体視力 ⑤眼球運動 ③周辺視野 ⑧瞬間視