目の保護を目的にした野球用メガネ
野球用保護眼鏡
スポーツにおける眼の外傷の研究は、米国が先端の基礎を作り上げ、日本においても昨今注目を浴びています。米国眼科学会(AAO)によると、アメリカでは年間に42,000件以上のスポーツによる眼外傷が発生していますが、この内の9割は適切な保護具で防ぐことが出来ると表明しています。
日本スポーツ振興センター(JSC)の報告によると、学校におけるスポーツ眼外傷は年間約4万件発生しています。これは、米国の年間の眼外傷とほとんど変わらない位の件数になっています。スポーツ愛好者は遥かに米国が多いのに眼の怪我をされる人が日本が多いのは、恐らく狭いフィールドで行っていることに1つの原因があると思われます。参考までに、約40,000人の内、野球における目外傷は、約9,500人、サッカーによる目外傷は5,700人、バスケットボールによる目外傷は5,900人と、この3競技だけで半数以上を占めています。
野球どきの保護メガネ ゴーグルタイプのいろいろ
日本においては、国外の安全基準に合格した製品が販売されている一方で、インターネット通販では製品規格の表示のない製品や、安価な素材を使用しているような安全性の確認できない製品も販売されています。これらを踏まえ、国内でもすべてのスポーツプレーヤーは重篤な眼傷害をさけるために、適切なアイプロテクターを使用するべきという動きが出てきています。
<その一例>
■ラレリー MADE IN ITALY
Ⅰ.特徴
耐衝撃性モデル(EN166インパクトテスト合格品)/くもり止めフィルム加工/ヘルメット対応/紫外線カット
Ⅱ.度付き対応
インナーフレーム(ゴーグルの内側に度付きの対応が出来るフレームを挿入)
矯正レンズが必要な方に、フレーム内側に近視、遠視、乱視などの度付きレンズが入れられます。
眼が悪くてメガネをかけたプロ野球選手はダメだって言われた時代に、無名のメガネ捕手だった古田敦也選手、「メガネ男はプロじゃ無理」を覆した野球選手。
■イワキ レックス MADE IN USA
1.特徴
内側の鼻当ての部分や、こめかみ部分にもケガを防止するラバーがあるので安心です。
野球では、ボールが目に当たったり、肘などが目に接触したりしてケガをしてしまうことが珍しくありません。眼球は、まぶたや周囲を囲む丈夫な骨によって守られていますが、強い衝撃が加わると眼球内出血や眼底骨折、網膜剥離など重大な疾患につながってしまうこともあります。このゴーグルの形状は、眼球への直撃を避けて衝撃から目を保護することが可能です。
Ⅱ.度付き対応
直接ゴーグルに度付きのレンズを入れることが出来ます。ただし、一般のメガネフレームと違って、お顔の形状に沿った設計になっているために、度数の設定(度数補正)をこのフレームに合ったものにしなければなりません。
■スワンズ MADE IN Japan
激しい動きの野球で汗をかいてもズレにくく、安全性に優れた度付き対応可能なアイガードゴーグルシリーズ
1.特徴
このゴーグルに装着しているレンズは独自開発の「ペトロイドレンズ」を使用。宇宙服のヘルメットシールドにも使用され、ガラスの10倍以上という耐衝撃性を持つプラスチック素材「ポリカーボネート」を使用し、激しい衝撃や予測出来ないアクシデントも起こりうる野球シーンで眼を護ります。さらに、独自のハードコート膜でレンズ表面の傷も防ぎ、安全な視界を確保します。
Ⅱ.度付き対応
直接ゴーグルに度付きのレンズを入れることが出来ます。