モトクロス&ダート&他競技=ゴーグル&メガネ SW:TALON
二輪走行における路面コンディションや地形の変化、他車両や歩行者の動き、競技相手の動き、その他様々な情報を「眼」から入手し、私たちはモーションを始動し、バイクを操作します。その「眼」からの情報の正確さは、走行そのものを左右する重要なファクターです。しかしながら、様々なタフコンディションが想定される二輪走行では、「眼」への情報伝達を妨げる多くの危険要素が存在します。強烈な風、雨、ホコリ、砂、泥の侵入、紫外線に代表される有害光線、天候、時間帯、環境による光線調色の変化など、その他様々な危険要素から「眼」をまもり、最高のパフォーマンスを発揮するために・・・
下記にご紹介するダート・モトクロス用ゴーグルは、一世紀の歴史をもつ山本光学のノウハウと最先端技術、トップアスリートからのフィードバックにより、コース上で発生するあらゆる危険要素から「目」をまもります。
また、ダート・モトクロス用ゴーグル製品の全てにベトロイドレンズを採用しています。スワンズのサングラスで使用されているペトロイドレンズは、山本光学が開発した極めて高い耐衝撃性を持つレンズです。耐熱・耐寒性能、難燃性、軽量性にも優れ、そして優れた光学性能を持っています。
ポリカーボネイトというプラスチックで、その優れた特性から、光学製品に加え、航空機の窓、光ファイバー、携帯電話のボディー、防護盾など様々な用途で活躍する素材です。さらにペトロイドレンズには標準で優れた耐摩擦性能を発揮する独自のハードコートが施され、ハードな使用が前提であるスポーツシーンに最適なレンズとして仕上がっています。
■ダート・モトクロス用ゴーグルのご紹介<その一例>
爪の名の由来となるフレームから飛び出したトリガーパーツは、フルフェイスヘルメットをはじめとしたあらゆるヘルメットに対応し、完璧なフィッティングを実現させました。また新開発の着脱可能なEZ ble-FORMなど、新機能満載のハイスペックモデルです。
爪の名の由来となるフレームから飛び出したトリガーパーツは、フルフェイスヘルメットをはじめとしたあらゆるヘルメットに対応し、完璧なフィッティングを実現させました。また新開発の着脱可能なEZ ble-FORMなど、新機能満載のハイスペックモデルです。
<ペトロイドレンズ>
屋外で使用されることが多いサングラスのレンズには、砂や粉塵、金属粉などが付着しやすく、それらが表面に当たったり擦れたりすることが、レンズ表面の傷の原因です。ペトロイドレンズは、傷の原因に耐えうる硬い表面膜をコーティングすることで、傷を防止します。激しい衝撃、予測できないアクシデントも起こりうるスポーツシーン。ペトロイドレンズのプラスチック素材は、宇宙服のヘルメット・シールドにも使用されるポリカーボネート。低温から高温まで過酷な温度環境下でもその性能は変わらず、ガラスの約10倍という高い耐衝撃性を備えています。
紫外線は波長の長さによって、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類に分類されますが、そのうち地上にまで届くのはUV-AとUV-Bです。より危険性の高いUV-Bは、大部分が角膜や水晶体といった眼の前面で吸収されて、その組織に障害を及ぼします。またUV-Aは眼の深くまで浸透し、長時間浴びた場合の健康被害が懸念されています。年間を通して地表に到達する量が多いのもUV-Aの特徴です。紫外線は皮膚だけでなく眼にも大きなダメージを与えます。長時間、強い日差しの下で眼をさらすと、角膜上皮を破壊し激痛をともなう炎症を引き起こすだけでなく、眼の障害の一因にもなると指摘されています。ペトロイドレンズはどのレンズカラーでも、有害な紫外線を99.9%カットします。また日本人の顔のカーブにフィットしたゴーグル設計で、隙間から入ってくる紫外線も防ぎます。
参考:紫外線は散乱光
太陽から直接地上に達する直射光に対して、光が空気分子などにあたって進行方向が変化し地上に達する光のことを散乱光といいます。紫外線は散乱光の割合が多く、様々な方向から降り注ぐので、日陰にいても眼に感じる以上に紫外線を浴びることになります。このため日傘や帽子だけでは眼の紫外線対策は十分といえず、UVカット機能をもちフィット性に優れたサングラスの着用が必要とされます。
<映り込みを防止するコーティング>
レンズの内側に反射防止コートを施すことで、レンズへの映り込みを軽減し、すっきりと明るい視界を確保できるマルチコート。両面マルチコートはレンズの内側、外側の両面に反射防止コートを施し、レンズの映り込みの軽減に加えて、外側のレンズがギラツキも抑えます。いずれも薄いカラーのレンズに最適なコーティングです。
<水、ホコリ、塵をはじくコーティング>
クラリテックスコートは「撥水性」「防汚性」等の特徴を持ち合わせた、山本光学独自の特殊表面コーティングです。レンズに水滴が付着しにくく、付着した場合でもレンズ表面に水膜が広がらないため、視界が歪むことがありません。また、指紋や水垢もつきにくく、汚れた場合でも簡単に除去することが可能です。「ダブルクラリテックス」はレンズの表と裏の両面をコーティング。飛び散った汗や水がレンズ裏面についても、視界が歪みません。
・オプション環境に応じたゴーグルタイプのスペアレンズ
・オプション:光量・色調を抑制するミラーコーティング
ミラーレンズは、レンズ表面に光を反射する膜をレンズ表面にコーティングする技術です。コーティング膜を制御し、ベースとなるレンズカラーと組み合わせることで、光量や色調を調節することができますので、さまざまなスポーツシーンに応じたレンズカラーを選択できます。特に強い日差し、眩しさをカットする機能に優れています。また、外から目が見えにくくなるため、ライバルに表情を読まれないという効果もあります。メガネレンズのコーティングとは、高温の真空炉の中で、被膜物質を、レンズ面にそって付けます。この方法のことを蒸着(コーティング)と呼びます。このコーティングの効果としては、目には見えない光(赤外線など)を反射させることができるので、自然と目を保護しています。ミラーレンズは、特殊な金属膜をレンズの上にコーティングすることで、鏡のように鮮やかに反射するレンズです。とくに、個性的なファッション的なメガネとして、とくに若い人のあいだでは根強い人気があります。
・オプション:ギラツキを抑えたクッキリした視界
偏光レンズとは路面、水面、窓面をはじめ、車、建物など様々な物体からの乱反射光線を効果的にカットする特殊なフィルター機能を持つレンズで、ギラツキを抑え、くっきりとした視界を確保します。その偏光レンズにも素材、製造方法、カラーなどの種類があり、
①.偏光フィルムとポリカーボネート素材を一体成型する技術による、フィルム・インサート・テクノロジー<世界特許>によって製造された、極めて高精度な偏光レンズがFit-Pレンズです。偏光度:90%以上
可視光線透過率:10%~40%程度
偏光度:90%以上
可視光線透過率:10%~30%程度
③.偏光度60%前後と偏光機能はやや下がりますが、可視光線透過率は高く、明るい視界を確保する「偏光機能レンズ」です。曇天や悪天候時でも十分な明るさと高いコントラスト性を両立します。
偏光度:60%前後
可視光線透過率:50%程度
・オプション紫外線量によってカラーが変化
紫外線を受けることでレンズカラーが着色されるレンズで、受ける紫外線の量によってカラーの濃さが変化します。クリア(透明)のレンズに紫外線を受けるとグレー色に着色され、紫外線量が多いほど色の濃さが増し、逆に紫外線量が減るに従ってレンズカラーも薄くなります。視界の眩しさをレンズそのものが調整してくれるため、幅広い環境下で使用できるのが特長です。
・オプション目に優しいフラーレンレンズ
可視光線でありながら眼への悪影響が考えられる青色光(ブルーライト)を大きく減退させる眼に優しいレンズの登場です。かすみや眩しさも抑え、すっきりとした視界を確保します。もちろん信号灯の青色はしっかりと認識する安全なレンズとして開発されています。このレンズは、60個もしくは、70個の炭素原子がサッカーボールのように結合した構造を持つ新素材のナノカーボンです。2009年山本光学では、この新素材「フラーレン」をSWANSのペトロイドレンズに含有することで、青色光(ブルーライト)という特定波長のみを減退させるレンズの開発に成功しました。
■メガネを掛けてのモトクロス、ダート競技<その一例>
レンズカラー:[クリア]
- 紫外線透過率:0.1%以下
- 可視光線透過率:90%
- シリコンラバーグリップベルト
眼鏡の上からでも着用できるモデルです。フレームベンチレーション(換気口)も大きく施されています。
フレームカラー:ブラック(BK)
レンズカラー:[クリア]
フレームカラー:ワインレッド(WIN)
レンズカラー:[クリア}
フレームカラー:ダークブルー(DBL)
レンズカラー:[クリア]
眼鏡対応のジュニア向けモデルです。
145MX
フレームカラー:ブルー(BL)
レンズカラー:[クリア]
眼鏡対応のジュニア向けモデルです。
145MX
フレームカラー:ガンメタリック(GMR)
レンズカラー:[クリア]
■度付きが必要な方、ゴーグルの内側にインナーフレームをセット
今お持ちのゴーグルにも度付き可能!
モトクロス、ダートといったゴーグルが必要な競技において、とくに、メガネやコンタクトが必要な方にとって、とても煩わしい状況になります。コンタクトを装用して、ゴーグルをかけると冬場の乾燥した空気では眼が痛み、メガネをかけてゴーグルをすると、メガネとゴーグルの接触によって集中力が散漫になり、競技の楽しさも薄れがちます。このような欠点を少しでも解消するために、ゴーグルの内側に手作りでセルロイド素材を利用して、挿入するインナーフレームを作りました。左写真のゴーグルの手前にあるフレームです。ほぼ、どのメーカーのゴーグルにも適用可能です。とくに、子供がメガネを装用して、モーグル、ダート等を走る場合の安全面では、子供がメガネをかけたままゴーグルを装用するよりは安全と思われます。大人用から子供用の度付ゴーグルとして一度お試し下さい。