パラグライダーどきの度入りゴーグルのご提案 SW:SVS500
眼鏡を掛けておられる方で、パラグライダーを趣味としてスカイスポーツを楽しんでいらっしゃる方にとって、競技の安全性において視力補正は必要です。当然風圧により眼鏡が飛んでしまう恐れがあり、一番はコンタクトを掛けて保護眼鏡が良いとは思いますが、何らかの理由でコンタクトができない時にお薦めのパラグライダーどきの度入りゴーグルのご紹介。
基本的には眼鏡を掛けてパラグライダーを行うことには問題ありませんが、万が一の落下を防ぐためには、メガネ用ストラップをご利用された方が良いと思います。 その他スポーツ競技に適したスポーツグラスは・・・ こちらへ
SW:SVS-500N フレーム素材:ナイロン+エラストマー
フレームカラー:クリアブルー フレームサイズ:135×44 (56□21)
<フレームの特徴>
シリコーン製サイドクッションパーツ、衝撃分散と高いフィッティングを実現するフェイスパッド、ベルクロ式調整ベルト、ずれ落ちを抑制するシリコーンロゴプリントを採用。
程よい柔らかさのシリコーン素材でフレームが直接頭部に当たることを防ぎます。外と内との厚みが異なり、反転させることで各ユーザーに合ったフィッテングを実現します。頭部はしっかりとベルトで頭にクリップし、ズレ落ちを抑制します。
他の方との接触による危険を最小限にするために、耐衝撃性に優れるラバー素材のパッドが、鼻部から眼部までしっかりと覆います。パッドに施された溝は衝撃の分散と、高いフィッテングと効果を実現します。
子どもさんの顔、頭の状態に合わせ、ベルトの長さ調整はベルクロ式でお子様でも簡単に行えます。バックル等の硬質なパーツを使用していないため、安全性にも優れます。細部の各パーツは消耗品ですので取り換えが可能です。
今回ご紹介の度付きゴーグルは、あくまでも一般のメガネに比べてパラグラーダーどきに適していると思われるご紹介です。
フレームカラー:ブラック
フレームサイズ:135×44 (56□21)
フレームカラー:クリア
フレームサイズ:135×44 (56□21)
Iwaki:MX-30 フレームカラー:shiny black フレームサイズ:53□17 125mm
<フレームの特徴>
米国では、2001年のレポートによると、スポーツ時に救急治療を必要とする眼の怪我は3万8千件以上もありました。スポーツ人気が増すに従って、選手の眼の怪我は驚くべき速度で増加しています。そのため開発されたのが眼鏡ゴーグルタイプ。
装着後イメージ
標準のBANDよりフィット感を高めたいときにおすすめ マジックテープタイプ
基本的にスポーツ用グラスは眼とフレームの距離を密着させて装用するために眼とレンズ後面が接触したり、レンズ面がくもったりするので下記パットをご用意し、眼とレンズの距離をたすことで快適なスポーツが楽しめるパーツを準備致しております。(MX-30/MX31) Iwaki:MX-31
フレームカラー:crimson/black
フレームカラー:shinynavy/blue
フレームサイズ:53・55
フレームカラー:plated silver
フレームサイズ:53・55
フレームカラー:shiny black
フレームサイズ:53・55
■保護眼鏡+スポーツビジョンの確保を目的にしたアイガード。
メガネを掛けたスポーツ選手のハンディを解決し、勝利や記録に挑むために欠かせない積極的なスポーツ・ツールとしてご愛用いただけます。
アメリカ合衆国失明防止協会は、その最新レポートで、「1992年度、国内医療施設で緊急に手当てされた”スポーツによる眼障害”は、約5万件に達した。表面化しなかったケースを含めれば実数はさらにその2~3倍になるだろう」と警告しています。<詳しくは、スポーツビジョン・トレーニング参照>
スポーツに危険はつきもの。眼部は身体の中でも特にデリケートで、ささいな衝撃にも致命的な事態を招くことがあります。日本でもプロボクサーの辰吉丈一郎、鬼塚勝也、さらにはサッカーのカズこと三浦和良の事故報道は、記憶に新しいところです。そのような中、アメリカではここ数年来、接触プレーの多い、野球、バスケットボール、アメリカンフットボールなど、アイプロテクター(アイガード)という頑強なメガネをするプレイヤーがふえています。これは文字通り眼部のガードを目的としていますが、「ふつうのメガネは不安、コンタクトレンズは面倒」というスポーツマンには、度付きのアイガードとして使用することができます。レンズ素材は、アメリカ航空宇宙局(NASA)のアポロ宇宙船に採用されたことで広く知られ、耐衝撃性、耐熱性、紫外線遮蔽性に優れたポリカーボネートを採用することで、重さはほぼアルミニウムに等しく、強度はその4倍、また、従来のラスチックレンズの10倍を超えます。
■初めてのパラグライダー・・・・・パラグライダーを初めよう!
Ⅰ.パラグライダーってどんなスポーツ?・・・・・
パラグラーダーはスポーツ用に開発された滑空能力を持つスクエア・パラシュート(方形傘)を、空中ではなく地上で開き、斜面を利用して滑空飛行しようという発想から生まれたスカイスポーツだ。
このスクエア・パラシュートはセールとラインという必要最低限のパーツだけで構成され、翼(キャノビー)を形成する骨がない代わりに、空気取り入れ口(エアインテーク)から取り入れた空気で翼の形状を保っている。
・ キャノビー(翼全体):
パラグライダーの翼の部分で、ナイロンやポリエステルなど高い強度を持つ繊維素材で作られている。「セール」と呼ぶ場合もあるが「 キャノビー」が一般的な呼び方だ。前縁部を「リーディングエッジ」、後縁部を「トレーリングエッジ」という。空気はリーディングエッジで上下に分れ、トレーニングエッジで合流する。なお、キャノビーの上面は「アッパーサーファエイス」、下面は「ローワーサーフェイス」と呼ばれている。
・エアインテーク(空気取り入れ口)
キャノビーのリーディングエッジ部分に開いた空気の取り入れ口、ここからタップリ空気を吸い込み、翼の中の圧力を高めて翼を形成する。
装備の重量は20㎏程度とけっこう重いが、たたんでザックに収納できるため、自動車で入っていけないような山道でも自分一人で担いで登り、山頂からフライトすることができる。また、地方や海外でフライトする場合でも、手荷物として扱ったり、宅配便を利用できるなどの気軽さがある。そのため、全てのスカイスポーツ中で最もフライヤー人口が多く、女性の占める割合も高いのが特徴だ。ただし、航空法99条2の規定においてパラグライダーの飛行が一部制限されている空域があるので、空港周辺や高々度城など、一般の航空機が頻繁に飛行する恐れのある空域でのフライトは慎まなければならない。
フライトを安全に楽しみたいと考えるなら、きちんと整備されたエリアで飛ぶことが大切だ。現在では、総括団体の社団法人日本ハング・パラグライディング連盟(IHF)や全国のスクール等によって組織されたNPO法人日本パラグライダー協会(IPA)などが優良エリアを設定している。きちんとした「エリア」があって初めてスカイスポーツは成り立つもの。好き勝手な場所で飛ぶのは自殺行為に等しいうえ、同じスポーツを愛好する仲間や多くの人間に迷惑をかける可能性があることを肝に銘じておこう。なお、フライトする時にはエリア使用料も必要だ。各エリアごとに金額は異なるが、会員として飛ぶ場合は年間2~3万円程度、ビジター(外来者)として飛ぶ場合は1日2000〜3000円程度が相場だろう。詳しくは小社発行の「日本全国フライトエリアガイド」を参考にしていただきたい。
Ⅱ.パラグライダーを始めるには・・・・・
パラグライダーを始めようと思ったら、まずは近くのパラグライダースクールを探して入校するのが基本の流れだ。スクールに入ると、まずはフライヤー会員登録(JHF)、またはパイロット会員登録(IPA)を行う必要がある。この登録を行うと、自動的に第三者賠償責任保険へ加入することになり、万一の場合でも、他者への迷惑を最小限に止められる。両団体の会員登録に関する情報は、それぞれのホームページ(URL:http://jhf.hangpara.or.jp/ URL:http://www.jpa-pg.jp/)で確認することができる。こうした会員登録は、自分の入ったスクールがJHFとJPAどちらの団体に加盟しているかで決まってくる。双方ともに内容に若干のちがいはあるものの、国内でパラグライダーを始める分にはまず問題はないといってもいい。
なお、未登録者は後述する技能検定を受けられず、公式競技にも参加できないので、原則としてスクールを卒業して個人で飛ぶようになった後も更新し続けなければならない。ただし体験フライトは例外で、これには会員登録は不要だ。また、JHFやJPAでは会員登録とは別に技能証制度、すなわちライセンス制度を定めている。技能証のレベルは5段階で、各レベルごとに実技と学科のテストに合格する必要がある。この技能証制度の内容は下記の通りだ。
①.JHF技能証制度
a)入門レベル:A級技能証
・正しい姿勢で安全な離着陸、短距離の安定した直線飛行ができる。
・フライヤー登録者として、JHF教員の指導下でB過程の練習ができる。
b)初級レベル:B級技能証
・左右にターンしながらのS字飛行と指定地へのランディングができる。
・JHF教員の指導下でノービスパイロット過程の練習ができる。
c)準マスターレベル:ノービスパイロット(NP)技能証
・エリアを管理する者の承認を受けた場合に限って、離着陸地点から3Km以内でノービスパイロット過程で修得した技能による飛行を、自己の判断と責任において行うことができる。
・スクールエリア内離陸地点より5Km以内でJHF教員のもとに単独でパイロット技能証過程が練習できる。
d)マスターレベル:パイロット(P)技能証
・360度旋回と指定地着陸(直径30m以内)ができ、かつ気象学や航法、航空法、機体の保守点検整備などセーフティフライトに関する学科試験に合格すること。
・離陸地点から5Kmを超えない範囲での飛行を、自己の判断と責任において行うことができる。
e)最上位レベル:クロスカントリーパイロット(XCーP)技能証
・通常の航空機のパイロットと同等の飛行技能を認め、自己の判断と責任において離陸場所から5Kmを超えて飛行できる。
②.JPA技能証制度
a)ステージ1:パラメイト
・パラグライダーの基礎を練習して修得、スクールか修了証として発行される。
b)ステージ2:ベーシックパイロット
・安定した気象条件で安全なテイクオフ、安全なランディングが出来るようになることが目標。この過程から学科も学ぶ。
c)ステージ3:プライマリーパイロット
・ベーシックパイロット過程で基礎を習得し、この過程ではさらにその基礎を発展させ飛行技術を培う。簡単な気象学、飛行理論もあわせて学ぶ。
d)ステージ4:パイロット
・より確実な飛行技術を磨きながら飛行経験を増やす。この過程を終了するとスクールで学ぶ基本科目は終了。
e)ステージ5:エキスパートパイロット
・様々なコンディションの中で単独で安全に飛行する技術をさらに磨く。気象学などもより専門的な領域を学ぶ。
では、ここでパラフライヤーなら絶対にマスターしなければならない「離陸(テイクオフ)/旋回/着陸(ランディング)」という基本技術について簡単に解説しよう。
a)離陸(テイクオフ)
キャノビーはエアインテークから空気を取り入れて初めて「翼」を形成するため、地上では萎んだ状態になっている。これにいかに空気を導き、安定した「翼」に立ち上がる(ライズアップする)か、それが離陸のポイントだ。
b)左右の旋回
パラグライダーの操縦は、左右の手でブレイクコード(コントロールライン)を引いて行う。基本的には旋回したい方向のブレークコードを引くだけでよいが、その引き込む程度と旋回の角度を知ることが重要だ。
c)着陸(ランディング)
安全に着陸するためには、吹き流しをよく見て、狙った地点の風下に入り、風にまっすぐ正対して侵入するのが大原則。侵入開始時に高度が高すぎた場合、適正な高度になるまで旋回を重ねて「高度処理」をする。地面が近くなったら左右のプレークコードをいっぱいに引き込む(フルフレアー)ことで滑空速度をお抑え、小さな衝撃で着陸することができる。
Ⅲ.最大のウリは「手軽で安全!」なこと・・・・・
パラグライダーは最も手軽なスカイスポーツだが、空を飛ぶ以上は安全に関して十分な認識が必要なのは言うまでもない。こkでは、パラグライダーの安全性について説明しよう。
a)スクール
パラグライダーを始めるにあったっては、前述したように必ずスクールに入り、インストラクターからきちんとした指導を受けることが大切だ。自分で機体を購入して独自に練習すればいいという考えはとても危険!技術と知識を十分修得せずにフライトすると、重大な事故を起こしてしまう可能性が非常に高くなる。各スクールは初心者から着実にステップアップしていけるカリキュラムを整えており、これを利用することが、結局は安全なフライトにつながるわけだ。
b)装備
これは初心者に限らず、全てのフライヤーに共通して言えることだが、常に安全性が確認された装備で飛ぶこと。機体はもちろん、ハーネス、緊急用のパラシュート、ヘルメットに至るまで、必要なものはすべて装備しなければならない。それも単に持っていけるだけでなく、不具合の有無、安全に機能するかなど、きちんとメンテナンスすることが絶対に必要となってくる。それ以外の装備ではアルチ・バリヲメーター(高度計/昇降計)やフライト専用のウェアがあると便利だ。
<写真掲載/文面:スカイスポーツより>