度付きスポーツサングラス RD:ストラトフライSX
炎天下や暗い場所において視力が低い場合、
スポーツでは次のようなハンディを負うことになる。
・ボールのスピード感が正確にとらえられない。これはボールが小さければ小さいほど不正確になる。
・ボールや相手との距離の感覚が不正確になる。いわゆる目測を誤りやすい。
・相手や味方の表情がつかめないので、表情や眼の動きなどから次のプレーを予測することができず、対応が遅れる。
・色の感覚が不明瞭。ユニフォームなどの判別や、ボールと背景の区別が不正確になる。
・これらは、夜間のゲームや、暗い照明の下ではより顕著になる。
その上、スポーツにおいては照明や太陽光の直接光、また水面、路面、砂、雪面の反射光による不快な眩しさ(グレア)が、視機能低下をおこし競技パフォーマンスの低下につながる。
■炎天下どきの理想的なスポーツサングラス選び。
サングラスは下記の条件を満たしているべきである。
1).UVB(280~315nm)の透過率は5%未満で、300nm未満の波長のUVBに対しては透過率1%未満。
2).UVA(315~400nm)の透過率は10%未満で、最大可視光線透過率よりも十分に小さいこと、無水晶体眼では透過率1%未満。
3).青色光(400~500nm)の透過率は10%未満で、最大可視光線透過率よりも十分に小さいこと、可視光線透過率の25~50%の青色透過率が望ましい。
4).可視光線の長波長部分の(500~760nm)の透過率は、周囲が砂や雪のような明るい状況下で15%未満。
5).760nmを超える赤外線は遮るのが望ましいが、必ずしも必要ではない。
6).交通信号を識別するのに十分な色の判別ができる。
7).非常に明るい状況下では、斜め方向からの光を防ぐためのサイドシールドや眼鏡フレームの上にリム(縁)をつけたりつばつきの帽子との併用。
8).釣りをする人やボートの選手が水面からのグレアを防ぐための偏光レンズのオプション。
9).サイクリング、ヨット、登山、スキーのようなスピードが速いスポーツや強い風にあたるスポーツにおいて、乾燥を最小限にするような空気力学な効果。
10).軽量である、思いサングラスは頭のすばやい動きではずれやすい。
11).外見的に許容されること。
12).耐衝撃性にすぐれていること。
■度付きスポーツサングラス その一例
RD:ストラトフライSX SP 23 10 42 D 0000
フレームカラー:ブラッククロス レンズ:スモークブラック
レンズ幅:130mm 高さ:41mm 7カーブ
重量:25.6g テンプル長:116mm
<フレームの特徴>
サングラス装着どきに顔側に突起部分がないように設計されています。万が一、サングラスやその周辺部に衝撃を受けた時の怪我をできるだけ最小限にとどめます。
調整可能なノーズピース:
ERGOⅣ ノーズパッド
ご自身で調整可能なノーズパッドで、快適な装用を可能にしました。そのため自転車の振動による鼻への負担を少なくでき女性に人気です。
テンプル内側のソフトラバーですべりにくくなっています。
クイックチェンジ:
スポーツサングラスの基本的な機能の1つとして、状況に合わせたレンズ交換ができるサングラスが大切。
自転車専用サングラスには「クリップオン」という視力補正レンズを装着するためのアダプタが用意されています。非常に簡単に取り外しでき、コンタクトレンズの使用。サングラスのメンテナンス、レンズ交換などが簡単に行えます。
<レンズの特徴>
可視光線透過率:22%
典型的なサングラスのレンズカラー。可視光線透過率は22%で、穏やかに晴れた日や冬に向いています。
ゴルフ100 LE23 66 03 D
視光線透過率:24% レンズの絶妙にバランスのとれた視界で、コース上の目標物と背景を鮮明に見ることができます。
RD:ストラトフライSX
SP 23 01 69 G 0000
フレームカラー:ホワイトクロス レンズ:ゴルフ100
RD:ストラトフライSX
SP 23 66 69 D 0000
フレームカラー:ホワイトクロス レンズ:フォトクリア
RD:ストラトフライSX
SP 23 66 42 D 0000
フレームカラー:ブラッククロス レンズ:フォトクリア
■スポーツ選手の視力矯正
1990年度の学保健統計(文部省)によれば、児童、生徒の視力低下は年々すすみ、裸眼視力が1.0未満の割合は中学生で41.6%、高校生で56.4%(いずれも男女平均)もあり、いずれも過去最高を記録している。このうち、日常生活で不自由を感じる目安である視力0.3未満の増加はいちじるしく、中学生の17.6%、高校生の29.9%が0.3未満である。17歳(高校3年生)では31.6%と、ついに30%を超え、今後も増加の一途をたどるとみられている。
スポーツを盛んにおこない、選手としても成長する青少年の半数以上が視力1.0未満で、しかも、何らかの矯正が必要な0.3未満が30%というのがわが国の状況である。以前は、スポーツ選手は眼がいいと相場が決っていたが、これからは眼のいいスポーツ選手は希少価値になるのではなかろうか。
視力のよい人だけがスポーツをするわけではないので、今後、スポーツをする場合の視力矯正は重要な問題になってこよう。視力が低ければ、正確に矯正しなくてはならない。視力矯正によってパフォーマンスが向上することが期待できるし、また、安全上からも必要である。どこまで矯正したらいいかはスポーツによって違っているが、基本的には1.0を得られる視力までが、目安と考えられる。
実際に、スポーツ選手はどのように視力矯正をしているのだろうか。東海学生リーグに所属するスポーツ選手326名(男265名、女61名)、平均年齢19.8歳の調査によれば視力(両眼視、裸眼)が1.0未満のものは全体の41%である。アンケートによるものなので若干、正確さを欠くが、スポーツ選手の視力の実態を反映していると考えられる。
これによると、このうち、日常の生活で矯正している人はほとんどなく、0.7で43%、0.6で67%、0.5が90%、0.4以下は100%である。つまり、0.7が日常生活で矯正するかどうかの目安で、0.5以下ではほとんどの人が矯正しているようである。
さて、日常、矯正している116名のうち、スポーツでも矯正する人は約70%である。視力が、0.3以上ある場合、矯正する人は約33%であるが、0.2以下では83%が矯正している。スポーツでは、視力が0.2以下になるとほとんどの人が矯正せざるをえないようである。日常生活では矯正しても、スポーツではできれば矯正したくない、しかし、0.2以下では不自由なので、やむをえずという意識がうかがえる。
日常、矯正してもスポーツではしない主な理由として、メガネの場合、ずれる、けがが心配、落ちる、曇るなどがあげられ、コンタクトの場合、ほこりなどで眼が痛い、ずれる、落ちるなどがあげられている。このように、スポーツをするときには見え方に不自由を感じながらも、わずらわしさから矯正しない日人が多い。慣れればとか、勘にたよってスポーツをするというのが実際のようである。
この調査では、スポーツをするとき矯正は、コンタクトレンズ(CL)が70%をしめ、メガネは30%である。スポーツではメガネは少数派になりつつある。コンタクトレンズの種類は約75%の人がソフトレンズ、21%が酸素透過性ハードレンズを使用している。