シニア年代のサッカー用メガネ SW:FORWARD IW:MX-30
財団法人 日本サッカー協会がシニア年代の大会でのメガネ使用についての見解を発表されました。
シニア年代の大会でのメガネ使用について
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より本教会の事業に対し格別のご理解、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。さて、表記の件(シニア年代の大会でのメガネ使用について)につきましてご案内を申し上げます。本年度の日本サッカー協会直轄主催のシニア大会におきまして、サッカー競技を行うためにメガネ(ごく普通の眼鏡)の着用を認めて欲しいという意見ございました。日本サッカー協会直轄大会、ねんりん、スポレクなど運用が異なっているという指摘でございました。このような意見が出されました経緯を鑑みて、シニア年代の大会でのメガネ使用についての考え方を周知させて頂く次第でございます。
<日本サッカー協会競技規則>抜粋:
第4条 競技者の用具
試合中、競技者はメガネをかけてよいのか
プラスチックあるいは類似の素材でできた最近のスポーツメガネは、一般的に危険であるとは考えられない。このような状況から審判はそのようなメガネを認めることが望ましい。以上の競技規則に則り、大会の運用上としては次の通りとしたいと思います。メガネが破損した場合は本人のみならず相手選手を傷つける可能性がある。また、ピッチ内に破損した破片が残り、二次的に競技者が負傷する恐れがあると考えられる。以上により、「プラスチックあるいは類似の素材でできた最近のスポーツメガネ以外」は使用禁止とする。今後シニア年代での大会を主管されるサッカー協会におきましては、本件をご理解頂いた上で大会運営を行って頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。
■参照:サッカーによる眼の怪我を予防するための保護ゴーグル
2014年3月販売予定 SW:FORWARD FW-001 NAV
フレームカラー:ネイビー レンズカラー:クリア
サイズ:50□17 フレームフロント幅:123mm 上下幅:40mm
フレーム重さ:40g フレーム素材:ナイロン
<特徴>
耐衝撃性に優れるラバー素材のパッドが、鼻部から眼部までしっかりと覆います。パッドに施された溝は衝撃の分散と高いフィッテイング効果を実現します。
スペアのパーツとして、ブラック/ホワイトのフェイスパッドもご用意いたしています。
程よい柔らかさのシリコーン素材のダブルエアクッションタイプを採用。横から衝撃を最大限に抑え、安全性を高めるとともに、フレーム内側のフィッテイングを向上させます。
・サイドクッションゴムはスペアパーツとして。ブラックとクリアがあります。他の、スペアパーツとしてベルトがあり、ブラックとネイビ、ピンクがあります。
サイズ:50□17
フレームカラー:クリア
レンズカラー:クリア
サイズ:50□17
フレームカラー:ブラック
レンズカラー:クリア
サイズ:50□17
フレームカラー:ライトピンク
IWK:MX-30 フレームカラー:CMBK/#1
サイズ:53/55 特徴:Changeable Kit 装用可能/ADD MX PAD L
■特徴:Changeable Kit
テンプルを交換してヘッドバンドを取り付けられます。ゴーグルタイプにチェンジ可能。
■特徴:ADD MX PAD
基本的にスポーツ用グラスは眼とフレームの距離を密着させて装用するために眼とレンズ後面が接触したり、レンズ面がくもったりするので下記パットをご用意し、眼とレンズの距離をたすことで快適なスポーツが楽しめるパーツを準備致しております。
■MXの分解方法
Ⅰ.左右智元の裏側にあるロックピンを抜き取ります。
Ⅱ.上下に2つのロックがあります。そこをブライヤーで挟み込みます。
Ⅲ.そうすると智金具が横に外れます。
Ⅰ.智元部分がレンズ止めの役割もしていて、レンズを外すことができます。注意としては、ロックピンを外さずに無理やり入れないでください。
■オプション バンド:
・標準タイプ
米国では、2001年のレポートによると、スポーツ時に救急治療を必要とする眼の怪我は3万8千件以上もありました。スポーツ人気が増すに従って、選手の眼の怪我は驚くべき速度で増加しています。そのため開発されたのが眼鏡ゴーグルタイプ。
・マジックタイプ
標準のBANDよりフィット感を高めたいときにおすすめ 装着後のイメージ
■MX-30 シリーズ
フレームカラー:SHNB/#2
サイズ:53/55
フレームカラー:PLSI/#3
サイズ:53/55
フレームカラー:SHBK/#4
サイズ:53/55
■サッカーによる眼のケガについて
サッカーは世界で最も人気のあるスポーツである。とくにヨーロッパやラテンアメリカで人気が高い。日本でもJリーグが発足し、ワールドカップにも出場したことで幼少期、アダルト、シニアの年代の男性にとっての人気スポーツになったと思います。競技における派手やかさに注視しがちですが、ここで知っておきたい事に怪我があります。案外知られていないサッカーでの眼のケガ対策も考えなければならないと思います。
サッカーでの怪我はアメリカンフットボールや野球とほぼ同じであり、これはサッカー選手のほとんどが子どもや青年であるためのようであります。1993年のNSPB(National Society to Prevent Blindness)の情報によると、サッカーに関係した目の損傷は約1,319例であった。これは全スポーツ外傷の3.2%にあたる。サッカー損傷の28%が15~24歳の年齢層に起こると考えられている。損傷の約55%が15歳以下の子どもであった。が、しかし、日本におけるシニアのサッカー人口が増えると油断はできない。
平均的な成人の眼窩開口部は約3.5×4.1cmであり、標準のサッカーボールの直径は約21.8cm、周囲は約68.6~71.1cmであるが、眼窩開口部は角膜面にあるので眼球への直径外傷は容易に起こりうる。このような大きな物体がもつ、直接損傷の原因になる可能性は、ボール形(曲率半径)とその衝撃力の強さに関係している。半径4.3インチの圧縮できない球形の物体でも、眼球に直接接触することができるだろう。眼窩の軟部組織と、眼球の形を変えずに少しくらいはもとにもどれる眼球の能力によって、圧縮できない物体によって引き起こされる眼窩以外の損傷のほとんどは予防できるだろう。しかしサッカーボールは、とくに多少しぼんでいたりすると、当たった瞬間に重篤な眼球の変形と、眼窩開口部への侵入が可能となる。これは、隆起の少ない前頭骨や上顎骨で、眼窩縁が十分に発達していない子どもではさらに際立ってくる。子どもは標準より少し小さいボール(周囲が63.5cm)でプレーするため、問題はさらに複雑になる。この年齢層はほとんどの衝撃を吸収でき、ゴルフボールのときにみられるような(たとえば眼球破裂などの)壊滅的な損傷から防御できるが、それでも重篤な損傷は起こる。一般的にに衝撃力は、眼球壁の張力を超えないまでも眼球内の構造を変形させうるに十分なくらいに強い。この結果として前房出血や網膜裂孔、網膜出血そして網膜振盪などが最も頻繁にみられる。10メートルの距離で蹴られたサッカーボールのスピードを測定、調査し、全力で蹴られたときに、その衝撃力は200Kpであった。
サッカーによる損傷は、ときに選手の不注意のために蹴られたり、肘や手で蹴られたりして発生するが、ほとんどはサッカーボールが眼窩や眼球に当たって起こる。サッカー損傷は、前房出血や後眼部の損傷をしばしば引き起こす。サッカー損傷のメガニズムは、蹴られたボールと眼窩や眼球の接触により起こる。眼窩は多くの衝撃を吸収するが、眼球と比べて相対的に眼窩のは発育が不十分な若い選手などでは、直接、眼球に損傷を受ける。
重篤な網膜障害は前眼部の障害がなくてもおこりうるので、高度な眼科的検査がとくに重要である。神経損傷の原因となりうるヘディングだが、文献上はそれほど危険は多くなさそうである。サッカーにおける保護眼鏡の必要性は、ホッケーやラケットスポーツなどより少ない。全サッカー選手に対しての保護眼鏡の使用は、あまり必要ないと思われる。眼科構造の未発達な子どもや青年期による使用は、増加する眼球損傷に対して考慮すべきであろう。ポリカーボネート製ゴーグルを使用せずに、通常の眼鏡やハードコンタクトを使用するのはやめるべきである。