野球どきの動体視力の重要性
野球どきに重要と思われるスポーツビジョン
①深視力 ②動体視力 ③眼球運動 ④周辺視野 ⑤瞬間視
野球どきには、以上のスポーツビジョンが特に重要とされています。スポーツビジョンには、その他に「目と手・足の協調性」「視覚化能力」「焦点調節能力/輻輳・開散能力」「コントラスト感度」「光感度」「静止視力」「視覚集中力」があります。野球ほど、①~⑤だけでなくすべての能力を必要とするスポーツです。①.深視力
深視力という言葉をご存知でしょうか。一般的な方々にとっては耳慣れない言葉とは思いますが、免許で「大型免許」「二種免許」の取得、更新時に視力検査とは別に深視力検査が行われています。
この深視力がスポーツ競技において大変重要である事が、スポーツビジョン研究やスポーツ学で検証されています。
この検査機をメガネのアマガンセンター店2Fで常設しております。
一度ご体験頂ければ幸いです。
深視力とは・・・。
遠近感や立体感を感じる動的な遠近感の判断能力の事です。人間の目は左右両目でものを見ることを両眼視といい、良好な両眼視ができれば、立体感と距離感を感じることができます。この「遠近感」をどれだけ正確に見ているかを調べるのが深視力検査です。
メガネのアマガンセンター店設置
・スポーツ競技にも必要な深視力の適正を検査できる機械&練習機です。
※当店の深視力検査のご紹介
深視力検査は、上記機械で行います。見え方のイメージとしては
(1)機械の中に3本の棒があります。
(2)3本の棒のうち中央の棒が手前から奥へ奥から手前へと移動します。
(3)3本の棒が一直線に並んだ時に棒の動きを止めます。
※深視力とスポーツ競技
スポーツにおいて深視力は重要
<その一例>
アーチェリー、ラクロス、ホッケー、フットボール、バスケットボール、ハンドボール、バレーボール、ゴルフ、野球、サッカー、スカッシュ、ボウリング、ボクシング、体操、アイスホッケー、旗手、審判、水泳、カーレース、ラケットボール、スキー、テニス、高跳び、棒高跳び、テーブルテニス
②.動体視力
眼科の医師が検査、眼鏡等で測定する視力が静止視力、つまり座ったままで動かない表を読み取る力である。
ところが、もう1つの視力がある。この視力は本人あるいは対象が動いている時の視で動体視力という。
静止能力がよいからといって動体視力がよいとは限らない。
スポーツではプレーヤー自身が動くか、あるいは動いているポール等を見て競技するのがほとんどなので、一流になるには動体視力がよくなければならないと思われます。
※当店の動体視力検査のご紹介
素早く移動する一桁の数字を読み取るテストです。移動する数字は途中2回変化するため、3つの数字を出現した順番に入力します。数字の移動方向は→↓←↑の4方向ありその中から指定して行うことが出来ます。
③.眼球運動
見ようとするものに眼を素早く正確に動かしものの状態を見ることができる能力を言います。
動体視力と異なるのは視線をあちこちに断続的に切り替える跳躍運動があるということです。この眼の素早い動きはおおよそ600度/秒まで対応できると言われています。
例えば、バスケットボール・サッカーにおいてはディフェンス・オフェンス全般、ボクシングにおいても、防御・攻撃全般、テニスにおいては各種ストロークのレシーブ、野球においては野手や走者の動きを見ながらの打撃、野手の捕球動作などで眼球運動が使われています。
眼球運動を上手く使えないと体を回して、これを補おうとしますが、これでは余計に時間がかかり、スポーツでは反応の遅れやバランスを崩すなどパフォーマンスの低下につながります。できるだけ眼を動かし、余計な動きをしないように眼球運動を鍛える必要があります。
※当店の運動検査のご紹介
9つのポイントにランダムで表示される2種類の記号を識別するテストです。■の記号が途中●に変化する位置を回答します。
正解すると記号の点灯時間が短くなり、2回続けて不正解の場合はその時間が長くなります。
記号の点灯時間の変化を総合的に判断してあなたの能力を測定します。
④.周辺視野
中心を見ると同時に周辺にも意識を配り周りの状況を把握・識別する能力を言います。集中して一点を見たり、また緊張した状態の時には周辺部への意識が低くなり、視野が狭くなる傾向があります。広い範囲を注意して見たい時には1点を凝視するのではなく、全体を眺めるように見ることが大切です。
例えば、バレーボールにおいては、サーブやスパイク、テニスにおいてはボレーやスマッシュ、野球においてはヒットエンドランや牽制球、バスケットにおいてはセットシュートやノールックパス、サッカーにおいてはディフェンスを避けながらのパス、マークを外すドリブル、ボクシングにおいては相手の防衛をかいくぐってのパンチ、パンチを防ぐブロッキングやウィービングのタイミングのキャッチなど、様々なシーンで周辺視野が重要な役割を果たしています。
一般的に私達は左右方向に狭い楕円形状の周辺視野特性を持っています。中心から見て極端に認識力の弱い方向がある場合できるだけバランスの取れた楕円形の視野となるようにトレーニングを行う必要があります。
※当店の周辺視野検査のご紹介
画面の中央の数字を読みながら、周辺に現れる記号の中で異なるものを見つけるテストです。
▲の記号が中央から8方向に伸びるライン上に出現しますが、その中に●が2ヶ所含まれます。
初めに中央の数字を次に●の含まれていた2方向を回答します。正解すると記号の出現位置が中央から離れ、2回続けて不正解の場合はその位置が近づきます。記号の出現位置の変化を総合的に判断してあなたの能力を測定します。
⑤.瞬間視
一瞬見ただけで多くのものを見極める能力を言います。瞬間的に敵の動きの変化を的確に捉えて対応する。あるいは瞬時にフィールド状態を見極めて対応するなどの時に必要となります。
例えば、サッカーにおいてはスルーパスやセンタリングの直前に見方と敵のポジションを見る時、テニスにおいてはサーブレシーブを行う直前やネットにダッシュする直前、野球においては打者が投球直前に投手のフォームやクセを見る時、バスケットボールにおいてはアシストパスを出す前に見方と相手のポジションを見る時、ボクシングにおいてはパンチを出す前に相手のガードのスキを発見する時など、様々なシーンで瞬間視が重要な役割を果たしています。
※当店の瞬間視検査のご紹介
瞬間的に3枚の記号パターンを連続表示しその中の2枚目の記号パターンについて回答するテストです。
3×3のマス内に2種類の記号で表示されますが、前後のパターンに惑わされずに2枚目のマス目に配置された記号を回答します。正解すると各記号パターンの表示時間の変化を総合的に判断してあなたの能力を測定します。