一般的な度付き対応のできるゴーグル AD:a120/a162
■雪目・・・スキーにおけるゴーグルの重要性
太陽光に含まれる紫外線を浴びることによって前眼部に病変が生じる。雪目とはその急性照射によって発症し、スキー、登山、雪山での作業などの際発症する疾患である。
太陽光のうち、可視光の波長は400nm(紫)~760nm(赤)の幅を有する。可視光線のすぐ短波長域を紫外線と呼ぶ。さらに紫外線はその波長によりUVーC(200~290nm)、UV-B(290~320nm)、UV-A(320~400nm)の3種類に分類する。UVーCはオゾン層によって吸収されるため地上に届く太陽光に存在されないとされている。また、波長300nm~400nmの紫外線は、角膜を通過しそのほとんどが水晶体に達するので白内障を引き起こす可能性が問題となるが、角膜では、病変をおこさず、200nm~300nmの波長の紫外線が角膜に吸収され病変を引き起こしやすい。なかでも260nm~280nmの紫外線に対し、角膜は最も感受性が高い。以上のように、太陽光に含まれる紫外線を多量に浴びて点状表層角膜炎などの角膜障害を引き起こすことが、いわゆる「雪目」である。太陽光に含まれる紫外線は大気で吸収されるので、地上に降り注ぐ量は、夏季ほど多く、1日では昼に多く、高度が高くなるほど多く」なる。いったん地上に降り注いだ紫外線は地上で反射されるが、草土ではそのほとんどが吸収されるのに対し、雪面では反射率がきわめて高くそのほとんどが反射される。したがって雪山では上方からも下方からも紫外線を受けることとなる。一般的に、雪山スキーでは1~2時間を超えて行うと角膜病変が発症するとされている。
度つき対応のできるゴーグルもいろいろ・・・
※快適なスキー、スノーボードを楽しむための度付き対応インナーフレーム
上記、使用レンズはアクティブSライト又は、アクティブGライトを使用しています。
アクティブSライト:対象物をよりはっきり見せるコントラストレンズで全天候タイプ。シルバー・ミラータイプ
アクティブGライト:対象物をよりはっきり見せるコントラストレンズで全天候タイプ。ゴールド・ミラータイプ
例えば、雪山での天候や昼夜等によるレンズカラー選びができます。
カラー | 名称 | 激しい反射 まぶしさ |
晴天 | 曇り | 雪 | ナイター |
space | ◎ | ◎ | △ | △ | ||
silver mirror | ◎ | ◎ | △ | △ | ||
grey | ○ | ◎ | ○ | △ | ||
LST ActiveS | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ||
LST ActiveG | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ||
orange mirror | △ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | |
LST Bright | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ||
yellow | ○ | ○ | ◎ |