度付きスポーツグラス&メガネと目の保護グラス

例えば、サバイバルゲーム時の保護メガネや、サッカー・バスケットボール・ラクロス・アメリカンフットボール時等の度付きゴーグル、学校・クラブチームのスポーツによる眼損傷の予防としての保護用度入りグラスをご提案。

スポーツ用グラスと視力と視機能について

子供から大人までの野球、ゴルフ、スキー、オートバイ、サーフィン等のスポーツ競技は、運動能力だけでなく、目の能力も大変重要と言われています。この様な競技に合ったスポーツグラス選びも大切です。

スポーツグラス度入りの選び方

スポーツの競技(種目)をされる方が全員「目が良い」とは限りません。スポーツ競技時のメガネのフレームやレンズ、サングラスの度付き選びは、競技におけるパフォーマンスの成果が違ってくることご存知ですか。

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スポーツ選手は「目」が命 日本経済新聞記事より ②-1

2016年3月19日 – 7:01 PM

視力検査で再認識 スポーツ選手は「目が命」

日本経済新聞より 2015年 2月8日 編集委員:鉄村和之・・・こちらへ

野球古田2

スポーツに必要な能力はパワーやスピードだけではない。「目の力」も重要だ。特に野球やサッカーなど動くボールを扱う球技スポーツでは、選手のパフォーマンスに大きな影響を与えるという。プロ野球の巨人もこの能力に注目し、新人選手の合同自主トレ―ニングで動体視力などスポーツビジョンの検査を取り入れている。それはどんなものなのか。スポーツと目の関係性を研究している「スポーツビジョン研究会」(東京・中央)を訪ねて、実際に体験してみた。

巨人、09年からトレーニング実施

「座学で栄養学やビジョントレーニングをしたことが、一番印象に残っている。必ず野球につながることだと思うので継続してやっていきたい」。巨人の新人選手による合同自主トレを打ち上げた1月26日、ドラフト1位の岡本和真(奈良・智弁学園高)は一番勉強になったことを問われると、こう答えた。

巨人は2009年から新人選手のスポーツビジョントレーニングを行っていて、今年は1月17日に実施。各選手の詳しい検査結果は非公表だったものの、スポーツビジョン研究会代表の真下一策医師からトレーニング方法などを学んだそうだ。

巨人の将来の大砲と期待を集める18歳の言葉に興味をかき立てられ、スポーツビジョン研究会を訪ねた。すると、真下医師が「野球だけでなく、サッカーや卓球などいろいろな競技の3000人以上の選手をこれまで検査してきたが、大成する選手はだいたいこのスポーツビジョンの結果が良い傾向にある」と笑顔で迎えてくれた。

■卓越していれば有利、重要な要素

人間は、まず目によって情報をインプットし、その情報を脳に判断してから、神経回路を通じて指令を出して手足を動かす。「インプットする段階で(選手の能力に)差があるのではないかと考えてこの研究を始めたが、それを否定する材料はほとんど出てこない。かなりの相関関係があることが分ってきた」と話す。もちろん、スポーツビジョンが優れているだけで一流選手になれるわけではない。だが、卓越していれば、かなり有利となる重要な要素なのである。

同研究会が実施しているスポーツビジョンの検査項目は表にある8項目(それぞれの項目は5段階評価で、すべてが満点だと40点)。かつては別の検査もしていたが、試行錯誤の結果、この方法に落ち着いた。「いろいろ解説するよりも、実際に検査をやってみたらどうか」と促され、いざ体験となった。まずは通常の視力検査。ところが、ここで大失敗に気がついた。度が弱い古い眼鏡をかけてきたため、両目の矯正視力が0.1.「ここまで悪いと、このあとの検査にも影響が出てしまう」という説明に大きく動揺。いきなり5段階評価で最低の1点がついてしまった。

■機械も想定外の近視があだに

気を取り直して、次の「KVA(Kinetic Visual Ability)検査」へ。測定機械をのぞいて、自分に近づいてくるランドル環(視力検査で使われる「C」のようなマーク)の輪が切れているところを確認したところでボタンを押す検査だが、視力が悪いために全く見えず。一番近づいた場所で、ようやく確認できるありさまだ。「スポーツ選手が対象で、矯正視力で0.3以上ぐらいの人しか想定していないので・・・」。機械も想定外の近眼のために、またまた最低の1点だ。

スポーツ時の動体視力の重要性

ちなみに動いている物体を見ると、人間の視力は落ちる傾向にある。個人差はあるものの、時速30キロで近づいてくる物体を見るとき、1.0の視力の人は0.6~0.7程度になるそうだ。時速100キロ以上になると、視力は半分以下に低下するという。野球の打者は自分に向かってくるボールをバットで打ち返さなければならない。この能力は選手にとって重要な要素の一つだ。

続く(「コントラスト検査」は少し離れた位置から壁に貼られた円内の白黒模様を見分ける検査だが、これも視力が悪いために確認できず。3つの検査が連続で最低の1点になってしまった。「デーゲームだと、高く上がったフライは白い雲と同化してしまって見えにくくなる。ドームの天上も白っぽければ同様。だから、こうしたコントラストの感度を調べる検査もしている」と真下医師。

■6桁の数字、表れたと思った瞬間に・・・

続いて「瞬間視」の検査へ。測定機械をのぞいて、いざスタート。「なんだ、この速さは・・・・・」。6桁の数字が現れたと思った瞬間に消えていく。その間、10分の1秒。「6,7,1,2.あとは・・・・・分りません」。6桁のうち、4つの数字を口にするのがやっと。5回テストしたが、ほとんどが4つほどしか分らなかった。「一つ、一つ数字を読んで確認している人には6つの数字をなかなか正確にいえない。瞬間視に、情報を頭の中にたたき込む能力が必要」と真下医師。ちなみに100分の1秒という超ハイスピードのものにも挑戦。こちらは、なんとか3つの数字をいい当てた。6桁すべての数字を正確にいえなかったとはいえ、瞬間視の評価は3点。ようやく最低点から脱出できた。